九龍戦術で1が9を刺した。ブラフ、ナショナルエコノミー・メセナなど10作品で遊んできた

ボードゲーム

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今回もボードゲームカフェでいろいろなゲームを遊んできました。

今回遊んだのはこちらの10作品です。

  • 九龍戦術(クーロンタクティクス)
  • ブラフ
  • ナショナルエコノミー・メセナ
  • ハーモニーズ
  • リトルタウンビルダーズ
  • 王と枢機卿
  • ストライク!
  • シャンハイ
  • サンクトペテルブルク
  • 電力会社(Power Grid)

改めて並べてみるとかなりの数です。タイル配置、ワーカープレイスメント、拡大再生産、陣取り、心理戦、ダイスゲームとジャンルもかなりバラバラでした。

その中でも特に印象に残ったのが、九龍戦術、ブラフ、ナショナルエコノミー・メセナの3作品です。今回はこの3つを中心に、遊んだゲームを振り返っていきます。


九龍戦術(クーロンタクティクス)

今回遊んだ中で、一番テンションが上がったのが九龍戦術です。

お互いに1から9までのタイルを持ち、その中から1枚ずつ伏せて出して勝負します。基本的には数字が大きい方が勝ちですが、1だけは最強の9に勝つことができます。

さらに奇数と偶数でタイルの色が違うため、相手が何を出したのか数字までは分からなくても、奇数か偶数かは判断できます。使ったタイルも確認しながら、相手が次に何を出してくるかを読んでいくゲームです。

今回は3ゲーム遊んで、結果は2勝1引き分け。かなりうまく戦えました。

1ゲーム目は強い数字を後半に温存

1ゲーム目では、なるべく強い数字を後半まで残すようにしてみました。序盤は弱めの数字を使い、中盤から少しずつ強い数字を投入して後半から巻き返す形です。

この作戦がうまくハマり、そのまま勝利できました。

ここまでは普通に作戦がうまくいったという感じでしたが、今回一番テンションが上がったのはその次のゲームです。

5巡目、1で9を刺す

2ゲーム目では逆に、序盤から強めの数字を使って先に勝ちを取りにいきました。

そして5巡目。ちょうどゲームの真ん中あたりです。

その時点で相手の残りタイルは黒が1枚、白が4枚。つまり偶数はかなり使っていて、奇数が多く残っている状態でした。

直前ではこちらが4か5くらいの中程度の数字で勝っていたため、相手もそろそろ強い数字で取り返しに来るような気がしました。

1ゲーム目の自分が後半に強い数字を残していたこともあり、相手から見てもそろそろこちらが強い数字を出してくる頃だと思っていたはずです。

そこで、ここは9が来そうだと読んで1を出しました。

自分が白のタイルをセットし、相手を待ちます。

相手が出してきたのは同じく白のタイル……。

結果は1対9。

完全に刺さりました。

シャイヤァ!みたいな声とともにガッツポーズを決めちゃいましたw

最弱の1を出して、相手の最強札である9を仕留める。最高の瞬間でした。

3ゲーム目は1対1

そして3ゲーム目では、初手から面白いことが起こりました。

自分が出したのは1。そして相手が出したのも1でした。

おそらく二人とも、初手で相手が9を出してきたら1で刺してやろうと考えていたんだと思います。弱い1を処理したというより、お互いに9を狩りにいった結果として1同士がぶつかった感じです。

2ゲーム遊んだことで相手の考え方が少しずつ見えてきて、その情報が次のゲームの読み合いにもつながっていく。数字は1から9までしかないのに、遊べば遊ぶほど相手との読み合いが深くなっていくのが面白いです。

かなりシンプルなゲームですが、自分はこういう心理戦が好きなんだなと気づきました。

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ブラフ

続いてブラフです。

こちらも相手との読み合いを楽しむゲームですが、九龍戦術とはかなり違います。

各プレイヤーが5つのサイコロを振って自分の出目だけを確認し、全員合わせて特定の数字が何個以上あるかを順番に予想していきます。プレイヤーは何の目がいくつあるかを宣言し、その宣言があり得ると思ったら、次のプレイヤーはさらに大きな数字、または多い個数を宣言しなければいけません。

タイトル通り嘘をついても問題ありません。というより、どこかで誰かが無理をしないとゲームは進みません。

運だけではなく、どこまでならあり得るかを考える

ブラフで面白かったのが、単純な運任せではないところです。

例えばゲーム全体でサイコロが20個残っているなら、同じ数字が5個くらいあってもそこまで不思議ではありません。しかし残り10個しかない状態なら、かなり話が変わってきます。

さらにサイコロには星という出目があり、これがワイルドカードとして扱われます。つまりどの数字としてもカウントされます。普通に考えれば少し多そうな宣言でも、星まで含めれば十二分にあり得るということもあります。

全体のサイコロの数、自分が持っている出目、星が出る可能性、そして相手の宣言。このあたりをまとめて考えながら、どこまでなら現実的かという境界を探っていきます。

さらに、前の順番でどの数字を宣言したかというのも貴重な情報です。少なくともその数字の出目を持っている可能性が高いということになります。(嘘かもしれませんが)

確率と心理戦が混ざったチキンレース

もちろん最後はサイコロなので、運もかなり絡みます。どれだけ考えても、とんでもない偏り方をすることもあります。

九龍戦術は相手の残り札や行動から読むゲームでしたが、ブラフの場合はそこに確率まで入ってきます。計算上はありそうだけど本当にあるのか、相手は本当のことを言っているのか、もう一段上げても大丈夫か。

そんなことを考えながら、少しずつ宣言が大きくなっていくチキンレース感がたまりませんでした。終始ニヤニヤしていたと思いますw

読み合いだけでも面白いし、運だけでも盛り上がる。その両方が混ざるとさらに面白い。ブラフもまた遊びたいゲームです。

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ナショナルエコノミー・メセナ

そしてナショナルエコノミー・メセナ。

以前遊んでかなり気に入ったナショナルエコノミーの別バージョンです。前回遊んだ時には、ワーカープレイスメントと拡大再生産の組み合わせがかなり自分好みだと感じました。

通常版のプレイ感想はこちら→初ワーカープレイスメントと初デッキ構築。ナショナルエコノミー、エルドラドを探してなど5作品で遊んできた

今回は一緒に遊んだ相手もメセナは初プレイ。基本的なルールはナショナルエコノミーと同じなので、説明書で変更点を確認しながら遊びました。

主に変わっているのは登場するカードと、勝利点トークンの存在です。

3枚集めると10点の勝利点トークン

勝利点トークンは、特定のカード効果などで手に入ります。

面白いのが得点の入り方で、1枚1点とそこまで大きくありませんが、3枚集めると一気に10点になります。

これはかなり大きい。

普通に建物を増やしていくだけではなく、勝利点トークンを3枚まで集められるかという新しい狙いも生まれます。

今回は初プレイということもあり、この部分を完璧に活用できたわけではありません。それでも基本版とは少し違った得点の伸ばし方があるのは面白かったです。

今回は消費財に恵まれた

そして今回、自分はかなり引きが良かったです。

特に大きかったのが消費財で、自分には消費財を生み出せるカードがかなり集まりました。一方で相手にはそういったカードがほとんど来ませんでした。

その結果、途中からかなり資材の差がつきます。

こちらは消費財に余裕があるため比較的好きな行動を取りやすく、逆に相手は資材を確保するために手番を使わなければならない。その差が少しずつ広がっていきました。

おかげさまで自分はかなり快適。相手はかなり苦しそう。

最終的にはかなり大差をつけて勝利しました。

圧勝できたのは嬉しいですが、今回はさすがにカードの引きが良すぎました。相手は少し気の毒だったと思います。

やっぱり拡大再生産は楽しい

とはいえ、自分の仕組みがうまく回った時のナショナルエコノミーはやっぱり楽しいです。

資材が増えて、できることが増え、その資材を使って次の建物や得点につなげていく。序盤に作ったものが後半になって効いてくる感覚がかなり気持ちいいです。

基本版を遊んだ時にもかなり気に入りましたが、今回メセナを遊んで、やっぱりこのシリーズは好きだなと改めて感じました。

今度はもう一つの拡張版「グローリー」をやってみたいです。

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その他遊んだゲーム紹介

ここからは、今回遊んだ残りのゲームを簡単に紹介していきます。

ハーモニーズ

まずはハーモニーズ。

さまざまな色のチップを配置して地形を作り、そこに動物たちの生息地を作って得点を狙うタイル配置系のゲームです。

今回はかなり引きが良く、欲しいものがうまく噛み合いました。その結果、なかなかの高得点を取ることができました。

やっぱり高い点数が出ると楽しいです。

最近いろいろ遊んでいて、自分はタイル配置系も結構好きっぽいです。

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リトルタウンビルダーズ

リトルタウンビルダーズは、ワーカーを配置して資源を集め、建物を作りながら街を発展させていくゲームです。

ナショナルエコノミーに続いて、こちらもワーカープレイスメント。限られたワーカーをどこに置くか考え、その行動から次の行動につなげていく感覚があります。

小麦や木材などを集めて、パンや建物を作って自分の街を広げていきます。

得点を取りに行くか、資材の収集にあたるか、食料を生産するか。

面白いのが、お金を払えば相手プレイヤーの施設を使うこともできるという点です。

ちなみにこのゲームは猫ちゃんが働いてくれるので、給料としてパンかお魚をあげる仕様になっています。ファンシーですね。

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王と枢機卿

王と枢機卿は、今回少し苦戦したゲームです。

各地域に自分のコマを配置して影響力を競っていきますが、自分の得点だけを考えるのではなく、相手がどこを狙っているのかまで見る必要があります。

いくつかのエリアがあり、エリアの中に自分の駒がいくつあるかで点数が決まります。

また、駒を配置するにもカードが必要で、置きたいエリアのカードを引けるかもカギです。

相手を妨害するか、自分の得点を伸ばすか。

今回はそのあたりをうまく考えられませんでした。

どうやら自分は、こういう陣取り系がまだ少し苦手らしい。もう少し盤面全体を見る必要がありそうです。

ちなみにこのゲームは3人~5人用ですが、3人プレイが一番バランスがいいとよく言われます。

3人で少し重めのゲームをしたい。そんな時にお勧めです。

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ストライク!

ストライク!は、サイコロを使ったかなり軽めのゲームです。

手持ちのサイコロは5個(プレイ人数により変わります)、フィールドにあるサイコロに手持ちのサイコロをぶつけて、ぞろ目が出たら手元に、ぞろ目以外ならフィールドに残留します。

手持ちのサイコロは、言うならば自分のライフです。最後までサイコロが残ったプレイヤーが勝利です。

今回のように考えるゲームを何本も遊んでいると、こういうゲームがいい休憩になります。狙い通りになることもあれば、全部吹き飛ぶこともあり、戦略だけではどうにもならない運の部分も含めて楽しめました。

サイコロを振っているだけでも盛り上がるのは、こういうゲームの強みですね。

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シャンハイ

シャンハイもサイコロを使ったゲームです。

サイコロを使い、場に出ているごろつきたちをスカウトして自分のもとへ引き込みます。

サイコロを2個振り、出た目の中から好きな数を選び、対応するカードの前に置きます。決算をする際に、より多く、より大きなサイコロを置いていた方がカードを手に入れられます。

このゲームの肝は、この決算を自分の手番の任意のタイミングですることができる点です。

いかに自分が有利な条件で決算を行うか。そこが勝敗を決めそうです。

運が絡みながらも、どこでどのサイコロを使うか考える必要があります。じっくり考える重量級とはまた違いますが、短時間でサクッと遊べるゲームとして面白かったです。

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サンクトペテルブルク

サンクトペテルブルクは以前にも遊んだ作品です。

カードを購入しながら収入と勝利点を増やし、自分の経済を大きくしていきます。こちらも拡大再生産系で、お金を増やすのか、得点を狙うのか、今使える資金と将来得られる利益のバランスを考えながら進めます。

今回は貴族を中心に狙ってみました。

最終的に10枚の貴族を集めて貴族ボーナスをフルで獲得しましたが、建物を初期からコツコツ建てていたプレイヤーに最終的に負けてしまいました。

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電力会社(Power Grid)

最後は電力会社。

発電所を手に入れ、資源を購入しながら電力網を広げていくゲームです。

まず発電所を購入し、資材を買い、電気を送るための支所を買うという出費の多いゲームです。

その後、燃料を燃やして発電し、ようやく電気を売ってお金が手に入ります。

今回はショートプレイだったので最終的に何件に電気を供給できたかで順位を決めます。

こちらも今回はあまりうまくいきませんでした。特に難しかったのが都市の取り合いで、自分が次にどこへ広げたいかだけでなく、相手がどこを狙っているかまで考えなければなりません。

王と枢機卿と同じく、陣取りや盤面の取り合いが入ると途端に苦戦する。

自分の弱点が少し見えた気がします。

次に遊ぶ時は、もう少し先の展開まで考えながら進めてみたいです。

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初めてゲームのインストをしてみた

今回、ゲームとは別にちょっとした初体験もありました。

相席になった方の中に、この日が初めてのボードゲームカフェという人がいました。ちょうど店員さんも忙しそうだったので、簡単なゲームなら自分でも説明できるかなと思い、ガイスターのインストに初挑戦しました。

やってみて思ったのは、ゲームを人に説明するのは思った以上に難しいということです。

自分ではルールを理解していても、どこから説明すれば分かりやすいかとなるとまた別の話です。勝利条件から説明するのか、コマの動かし方から説明するのか、どこまで説明してから実際にゲームを始めるのか。

普段何気なく店員さんからインストを受けていますが、かなり考えて説明してくれているんだなと実感しました。

今回はガイスターという比較的シンプルなゲームだったので何とかなりましたが、もう少し複雑なゲームになるとかなり難しそうです。

これからいろいろなゲームを覚えるなら、遊び方だけではなく説明の仕方も少しずつ練習していきたいです。


まとめ 好きなジャンルと苦手なジャンルが少し見えてきた

今回は全部で10作品。

かなりいろいろなジャンルを遊びました。

その中で一番印象に残ったのは、やっぱり九龍戦術です。1が9を仕留めた瞬間は最高でした。

これまで拡大再生産系を気に入ることが多かったですが、相手の考えを直接読むようなゲームもかなり好きなようです。

最近遊んだゲームを振り返ると、自分が特に好きそうなのはタイル配置、ワーカープレイスメント、拡大再生産の3ジャンルです。そこに九龍戦術やブラフのような、読み合いや運が絡むゲームもかなり好きです。

逆に今回苦戦したのが、王と枢機卿や電力会社のような陣取り要素の強いゲーム。自分のやりたいことだけではなく、盤面全体と相手の数手先まで考える必要があるので、もう少し経験が必要そうです。

得意なゲームだけでなく、苦手なジャンルも少しずつ見えてきました。

そして今回は初めてインストにも挑戦。ただ遊ぶだけだった頃から、ほんの少しだけボードゲームの楽しみ方が広がった一日でした。

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